《ちなつ…》 呼んでるのは誰なの?? 完璧な闇ーー。 そう表現するしかないほどに、あたりは少しの光も差さなかった。 暗いのに不思議と怖くはない。 気になるのは、私を呼ぶ声……。 口の中にしょっぱい味が広がった。 頬に手を触れると、 伝ってくるものは、『涙』だったと知る。 いつの間にか泣いていたの、私……?