足下からは木の葉がサクサクと小気味良い音を鳴らして、駆けるリズムに合わせて自然の楽器を奏でた。 時折どんぐりが踏んだ勢いでまるで驚いて飛び上がったかのように跳ねる。 息が切れ切れに、心臓が痛いほどに脈打ち両手をそれぞれの膝頭にやり、立ち止まった時ーー。 もうペンションは目の前に迫っていた。