「…じゃねよ… …嫌いじゃねぇよ

つか、バカじゃないし、…何のために

お前と志望校同じにしたと、思ってんだ

よ。…」


そう言って詠は、さらに強く抱きしめる

意味わかんない…


「志望校同じにして」なんて言ってない…

何のために?

そんなの私が知りたいぐらいだよ…

「何で…なんで同じにしたの…?

レベル高い…上野高校蹴ってまで…」


「答え…教えてやる…」

そう言って…私をぐいっと引っ張り…

私の唇を奪った…。