目覚め


横にいるとばかりに


「加奈子・・・・」


いないから声も聞こえない


がばっと起き

辺りを見回した


あちこち部屋のドアを開けたが



力なく壁に寄りかかり

座り込んだ


「アハハ、馬鹿だ、俺は馬鹿だ」って
なきはじめた


完全にフラれたな・・・・