―精霊の祖の恋物語― 前編




落ち込んでいると…。


「そんな事言うから、

 リリーちゃん落ち込んでるじゃない?」


「っ…リリー…来てもいいぞ……。

 隣…。」


リヒトは二人掛けのソファに座っている。


そのため、隣の空いてる所に手を置き、

ポンポンしてそう言ってくれた。



だから…

私はリヒト君の隣に

遠慮深くちょこんと座った。



すると…

リヒト君が顔を私の耳まで近づけて、


「似合ってる。」


と言ってきた。




かぁ…///恥ずかしいです///