リビングの中では、 リヒト君の声が聞こえる。 そこにいるのは分かった。 なんか緊張してくると… 中からソラーレさんの声がした。 「じゃあ、行こっか?リリーちゃん♪」 ルミエールさんは微笑みながら 私に言った。 「はい。」 そう返事を返すと、 ルミエールさんに腕を引かれて リビングに入った。 恥ずかしくて俯いていたけれど、 静かだった為顔を上げると…。 リヒト君と目が合った。 リヒト君は、 目を見開いて顔を赤くしていた。