「透けてないわよ?」


「透けてるように見えるのでっ、

 ダメです‼」


「そんなことないわよ?それに、リヒト。

 喜ぶんじゃなぁい?」


「えっ?リヒト君?」


「えぇ。着てみない?」


そう言い近づき、

リリーの腕を掴み、にっこり微笑んだ。


「えっえっ?」


なんか、危険を察したリリーは、

ブルっと震える。