母さんはその言葉に嬉しそうな顔をした。 「ほんとっ!? ありがとう、あの時は助けてくれて。」 「お礼はよい。 我は助けたくて助けたのじゃからな?」 口ではそう言っているが、 お礼を聞いて嬉しいのだろう。 リリーはニッコリと笑顔で言った。