「そんな事は…ない。」 プイッと母さんから目を逸らしたリリー。 「もう、リリーさん。 素直で可愛いわよ?」 「かっ可愛い!? そっそんな我は… 可愛くなんかないわっ!?」 母さんの言葉に動揺しながら、 顔を真っ赤にして バッと母さんの方を向き否定したリリー。 「えぇー。そうかしら? ねえ、貴方もそう思うでしょ?」 隣にいる父さんに話を振ると、 父さんは… 「ああ、そうだな。可愛いよ。 娘にしたいくらいにな?」 と、リリーを見ながら とんでもない発言をした。