「だって、泣いた跡もあったし…
なんか顔も赤くして、
部屋の隅行ったら普通…
勘違いしちゃうでしょ?」
「その前に確認するだろっ!!」
「ごめん、ごめん。
でも怪我なかったでしょ?」
アハハと呑気に笑いながら
謝ってくる姉貴。
絶対、悪いと思ってないなコイツ。
「腕折れると思ったぞ。
氷を纏った足で蹴りとか…
金属バットか?それ以上に痛いんだよ!?
弟に向かって能力で強化した足で
本気で蹴るとか有り得ないだろ!?
一回俺もやってやろうか?」
「いやぁ。ごめんって。
怪我がないならよかった。
しかし、リヒト君は頑丈だなぁ。
さすがあたしの弟だね♪」
椅子から立ち上がり、俺のところにくる。
ニコニコしながら俺の背中を
バシバシ叩いて、
〝さすが〟を連呼してくる姉貴。

