―精霊の祖の恋物語― 前編





そして。

俺とリリーは、父さんたちが座っている

ソファーのテーブルを挟んで、

向かい側にあるソファーに座っている。


こっちのソファーも二人掛けだから、

リリーと一緒に並んで座ってる。






「全く…蹴りとかマジふざけんな。

 …それも勘違いで。糞姉貴がっ!!」



そう言いながら姉貴を睨んだ。

思いっきり。



すると姉貴は固まった。

それくらいの反応はしてもらわないと困る。




しかし…


「まあまあ、落ち着いて。

「落ち着けだと!?本気で蹴っただろ!!」」



あまり効いてないみたいでケロッと変わり

ニコッと笑いながら謝る姉貴。



完全に反省なんて

これっぽっちもしてないだろ!!


ていうか謝る気もねぇんじゃねぇか?