10分程泣き続け、落ち着いたのか


リリーは、

リヒトの腕の中でスヤスヤと寝ていた。





「本当、よかった…。


 俺の傍にいてもいいんだからな…


 いや、いてくれよ…。」




とリヒトは頭を撫でながら、

無意識にそう呟いていた。