「……違う…。」 リリーはボソッと小さい声で言った。 その言葉を聞いて、リヒトは驚いたが まだ聞きたいことがある為、 優しく問いかける。 「じゃあ、いろんな人と話がしてみたい。 とかは思わないのか?」 すると……。 「……した…い…。けどできない…。」 リリーが素直になってくれて、 リヒトは安心や嬉しさで笑みを零した。 「素直になったじゃん?」 そう言った途端、 リリーは目に涙を溜め始めた。 「うぅ……。」