残ったソラーレとルミエールは……。


「どうするのかしら…。

 周りが婚約や見合い話

 すごい持ちかけてくるものだから…。

 そろそろ…私も限界なんだけど……。」


「全く困ったものね。


 いつ会えるか分からない精霊を

 待つだなんて…。


 それに、リリーっていう精霊と

 一緒にいるっていうことになると……。」


「この家どうなるのかしら……。

 でもリヒトがリリーっていう精霊の為に、


 やりたい事我慢して色々

 やってきてくれてるだから…。


 叶えてあげたいけど……。」


「そんなことしたら、リヒトが!!」


リリーは悲痛な顔をして言う。


「……黙りなさい。リヒトが決めたことよ。

 口出しする事ではないわ。

 あの子もちゃんと知っているはず。

 それに……」


「……?」