「どういう事?」
リヒトは顔を歪めた。リリーの発言に。
「簡単なことじゃよ。
我が離れられなくなった場合…
我がずっと傍にいて欲しいと思った場合…
我はきっと…そ奴を呪う事になる。
つまりは……生き続ける。
死にたくても死ぬことができない。
その鎖から抜け出すこともできん。
化け物に孤独者になってしまうんじゃよ…。
今の我みたいにの。
“もう生きるのが疲れたわい”
が我の口癖になっておる。
誰か気に入った者を
そうするかもしれんという恐怖。
があるのじゃ。
一度そうした奴もおった…。
その時は先に逝かれたわい…。
そ奴は…我が殺してしもうたわ。
もうあんな思いはしたくないのじゃよ。」

