―精霊の祖の恋物語― 前編




「お主は知っておったのか。


 我は精霊たちの祖でもあり、

 精霊たちの管理をしておる。


 人間たちには、世界の始まりの精霊。

 とも呼ばれておったが…。


 最近は、呪われた最悪の精霊と

 言われておるな。


 …まあ、そうじゃろうの。


 精霊たちがあのようになったのは

 我のせいでもあるからの…。


 我の力欲しさに……。


 我はずっと孤独であり、

 これからも孤独じゃ。


 じゃから死にたい。とまで

 思ったことがあるが…

 死ぬことは出来ぬのじゃよ。

 呪われた力によっての…。」


馬鹿馬鹿しいじゃろ?

と言いながらリヒトに背を向けるリリー。