「リリーか。
じゃあ、フルネームもよろしくね。」
リヒトはニッコリと微笑みながら
言っているが…
聞かれている方の彼女は、
多少、顔を強張らせている。
「全部言えと?」
リヒトとはリリーの返答に
キョトンとする。
「そんなに長いの?」
顔を引き攣らせながら言った彼女。
「まあの…。」
「でもお願い。」
お願いのポーズをして言ったリヒトに、
彼女は固まったが…
しょうがないという様子で
名前を教えた。
「…ッ……
《 ゴールド・マリー・ホワイト・
ガーベラ・ダウニー・リリー 》
という名じゃよ。」
リヒトは、その名前に聞き覚えがあった。
「ん?その名前って。」

