―精霊の祖の恋物語― 前編





「人間に久しぶりにあったが、

 お主のような者は初めてじゃ。」


「そうなんだ。」


「そうじゃよ。

 怯えて逃げるのが普通じゃよ。」


「じゃあ、俺は普通じゃないと?」


「性格的にな?

 お主は変わっておる。」


言いながら、空中にいたので

リヒトの前に降りて来た。


「人間と話せて嬉しかったわい。

 久しぶりに話した気がするの…。」


懐かしいという顔で彼女は話した。


「へぇ。」