―精霊の祖の恋物語― 前編





その力は見ていてとても

邪念の籠もったような力で

かなり強力に見えたリヒトだった…。


が、彼女はそれを大幅に上回る

精霊力で炎をつくり、ぶつけると…

_殲滅した。



…… 一瞬で。



そして、彼女の姿が変わっていた。



赤の着物のような装束に身を包み、

髪は炎のように燃え盛ったような赤髪で

瞳も内に熱を持ったような、

華やかで情熱的な赤色になっていた。



誰かと思ったが、顔をよく見て分かった。



「ぎゃあぁーー許してくれぇ!!」


「問答無用じゃよ。消えろ…ガキ。」


「ギギギぎぎァァァああ嗚呼!!!!」



叫びながら奴は放った炎によって

何もかも消え失せた。