―精霊の祖の恋物語― 前編






「へぇ。

 貴方がそんなに必死に隠している

 秘密ですか。

 
 いいでしょう。


 絶対に言わせて見せましょう。」



「…はっ?」



俺は固まる。


そう言えばこいつは…。



「そういう、

 絶対に言えない事を言わせるというのも、

 面白そうでいいですね。」




そうだった。

こういう奴でもあったんだ…。



あはは…最悪だ。



「まあ、少しずつというわけで、

 今は先ほどの話で理解しておきます。」



ニッコリと笑みを浮かべて、

自分の席へと戻っていく。