―精霊の祖の恋物語― 前編





学校に着くと…妙な視線を感じる。


いつもの女子共が俺を

ジロジロと見ている。


うわ……面倒なことになりそうだ…。


最悪だ…。


ため息をつきながら、

いつものように教室へ向かう。


その間にも見られる始末。


何とか我慢をして、ガラッと音を立てて

教室に入ると…


バッと、クラスの連中が俺の方を向く。


…息苦しい。


とりあえず自分の席に着くと…

ある一人の男子が、声をかけてくる。


知り合いというべきか…


「お前。この席は、空いてないぞ?

 昨日は休んだが…普通に登校してる奴だからな?」


イラッ。

だから…

その昨日休んで、

真面目に登校しているのは、俺だってッ!?



いちいち説明とか……ありかよ…。