―精霊の祖の恋物語― 前編





「リヒト。髪とかどうするんだ?

 そのまま行くのか?」


「あぁ。そのまま行くつもりだけど…

 何とかなるだろ?」


父さんの方を向いて俺は言うと…


「そうか?ならいいが…。」


父さんも、なんか様子がおかしい。


「なんだよ?なんかあるのか?」


「何でもないが、一緒にいてやれ。」


一緒にいてやれって?


「は??」


「ッ…何でもない。」

ハッと困ったような顔で言った父さん。



なんだ?父さんと姉貴の様子がおかしい。



そう思いながら、朝食を済ませて

今までのように学校へ向かうため

玄関へと行く。


姉貴はもう少し後に行くようだ。


まだ余裕で間に合う時刻だったし、

納得して、家を出て行き、

学校へと向かった。