「なんかあったのか?」


リヒト君が、心配そうな顔で聞いてくる。


「いえっ。ただ……。」

「ただ…?」


今更だけど……

リヒト君って顔整っていて、カッコイイ…。

って今、何言ってるんですか!?私!?


私が頭をブンブンと左右に振っていると…。


「本当に大丈夫か?熱は無いよな?」


そう言って、おでこ同士をくっつける。

カーッ/////


「リッリヒト君!」


私がきっと顔を赤くして言ったからか、

リヒト君も頬を赤くして、おでこを離す。


「…悪い……。」


「ううん。…私が、悪いです。」