―精霊の祖の恋物語― 前編





「リヒト君。あの……。」


今の状態は……

リヒト君のキングサイズのベットに

一緒に寝ているという状態。


ならいいんですけど…

もう一つ言うべきことがあります。


リヒト君が、私を抱き締めています。


そして、私の目の前には

リヒト君のガッチリとした胸がッ。


リヒト君の体温が温かい。

上を向くと…すぐ近くにリヒト君の顔がある!


ワワッワッ。


……ヒャアッ!

リヒト君。もっと、くっついて来る。

それは嬉しいですけど……。


もちません!!


「リッリヒト君!?」


私がそう言うと、リヒト君は目を開いた。