リビングに着いたリヒト達は、

昨日のようにソファーや椅子に座る。


そして、シオンがリヒトに質問する。

勿論、髪と瞳の色の事だ。


「それで、どうして髪と瞳の色が

 変わってるんだ?」


リヒトは、

考える素振りを見せて言い出す。


「イメチェン?」


「ふざけてるのか!?

 俺は、真面目に聞いているんだが?」


「…分かった。はぁ。……面倒だな。」


リヒトは、シオンから目を逸らして

リリーとの先ほどまでの出来事を一通り

説明した。


「──というわけで、

 こうなったんだよ。文句は言うなよ。」


リヒトの隣では、リリーが縮こまって

泣きそうな顔をしていたが、

顔を上げてシオン達に頭を下げて謝る。


それをリヒトは止めなかった。

その後…続きがあったから……。