その様子を気にすることなく家の中とは

逆方向を向くリヒト。


3人の反応は焦りの表情。


「いや、悪かった!!

 でもな、変わりすぎだッ!!

 これは…気づけって方が無理だッ。」


「そうよっ。無理ッ。

 リヒトが出て行くってなったら

 この家、私が継ぐことになっちゃう

 じゃない!?絶対嫌だからッ!!」


「リヒト。この家は貴方が継ぐと

 決まっているでしょ?

 今、出て行くなんて言ったら…。

 シオンさんの次の次期社長が

 いないじゃないッ!?」


と次々にリヒトを止める声があがる。