「残ってるだろ?

 試しに付けてみようと

 思ってやってみたら消えなかったぞ?


 これで、リリーは俺のものだって、

 見せつけることができるな?」


悪戯好きな子供のような笑みを浮かべながら、

リリーの頭を撫でて言う、リヒト。


「ッ……///リヒト君…。」


リリーは顔を真っ赤に染めて、

リヒトの胸に顔を隠すようにして、

押し付ける。


「可愛い。リリー。」


リヒトが妖艶にそう呟くと、

ビクッと肩が震える。


「にゃいッ……////」


全身が熱くなってきた。恥ずかしい。

心臓もバクバクだ。


「何だよッ。その反応はッ。」


クククッと笑いながら言うリヒト君。