「リヒト君。…ありがとう。
ずっと…傍にいて…下さい。」
リヒトの頭を撫で撫でしながら、
リリーは言った。
するとリヒトは、
コクンとリリーの首元に顔を埋めながら
頷いた。
「じゃあ、もう朝日が上がってますから、
家に帰りますか?リヒト君。」
リヒトはそのまま何故か動かない。
なんか様子が変だと思っていた
リリーにチクンと首元に痛みが走る。
「キャッ。リヒト君ッ。
何をやっているんですかッ?」
「何って、俺の物って印
つけさせてもらったんだよ。」
ニッと笑いながら言うリヒト。
「でも消えると思いま……ッ!!」
リリーが痛みがあった所に目を向けると…
視界ギリギリの所には、
赤い跡が残っていた。

