唇を合わせていると……
私とリヒト君の周りが光り出した。
光が消えた頃……唇を離した。
私が瞼を開くと…
目の前にはリヒト君の顔がある。
でもリヒト君は、先程までと違っていた。
私と全く同じ色の金髪と
銀色の瞳をしていた。
その姿を見て私は、
口を両手で抑えて涙を流す。
…またやってしまった。
そんな、絶望感の中にいる私に
声を掛けてくれるリヒト君…。
「リリー。俺は、嫌いになんてならないから。
リリーのこと。」
私を落ち着かせるためか
更に抱き寄せてくれる。
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リリーは少し落ち着いたようで、
コクンと頷いた。
リヒトはリリーの背中を擦る。
「俺は大丈夫だ。
リリーのことが好きだから、
リリーのそばから離れない。絶対に。」

