―精霊の祖の恋物語― 前編





私が黙り込んでいると…


リヒト君が話し始めた。


穏やかに微笑んで、私の涙を拭いながら…。


あっ……私…涙…流してたんだ…。



「リリーは自分の意見より

 周りのことを考えるだろ?

 
 例えば、今回の場合…。


 俺のこと好きな場合を考えると…


 俺の人生が狂うこと。

 リリーの言葉借りるけど、

 俺が人間じゃ…なくなる事…か?


 それで嫌いな場合は、

 どうやって断ればいいかわからない。

 と言ったところだろ?


 俺はリリーといれれば十分だ。


 嫌いだった場合は、

 かなり凹むが、諦めないからな。絶対。

 しつこいと言われてもだ。」