―精霊の祖の恋物語― 前編





「私はッ。どうしたらいいですかッ?」


リヒト君にこう質問してしまった。



その質問に対してのリヒト君の返事は…。


「自分の思いを正直に伝えるべきだと

 俺は思う。

 もし…リリーが俺のことを

 好きじゃなくても絶対に諦めない。

 リリーが俺の事を好きになって

 もらえるように努力する。」


リヒト君は私の目を真っ直ぐに見て、

言ってくれた。


そんなこと言ってくれたら…


本当にリヒト君のこと

絶対に欲しくなるじゃないですか!?


何で?そこまで…

私の事を想ってくれるんですか?


初めて会った時だって、リヒト君。


私の攻撃を目の前で見ても

逃げなかった。怯えもしない。


私の名前を聞いた後だって…


名前を知らない時と同じように、

話し相手になってくれた。


それに…別れた後も

ずっと私の事を心配していてくれた。


知ってるんですよ?


あれから毎日…

夜は丘に行っていたこともです…。


こんな人……初めてだよ…。


リヒト君……。


一緒にいたくなるじゃないですか。


私も…諦めきれなくなります。