彼が最初に…
私に向かって言ってくれた言葉は……
「綺麗な髪の色をしているね。
瞳の色も凄く綺麗…。」
だった……。
その時はニコニコと微笑んで
言ってくれた。
あの言葉は嘘だったの?
私が勝手に喜んでいただけ?
彼は……
どうしてあの時、私に声をかけてくれたの?
そんなことが次々に浮かぶ…。
だけど…その彼は…
答えられる人はもういない。
目の前から消え去った。
“この世”にもう彼は存在しない。
そして、リリーはその場で泣き続けた…。
ずっと……涙が枯れて無くなるほどに。
それでも彼は戻ってこない……。
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