その声はまだ耳に残っています。
〝僕の人生狂った〟
〝なんてことしてくれるんだよッ〟
〝僕はどうすればいいんだッ〟
終いにはこう言い出しました。
〝そうだ……死ねばいいんだ…〟
そう言って、いつも果物をや作物を
切る時に持っている刃物を
取り出して……。
自分の胸に突き刺しました。
すると……。
その刺したところから、
淡い光が出てきました。
光が消えたときには、
胸の傷はなくなっていました。
その事を突き付けられた彼は、
自分が怖くなり、暴れだしました。
そうすると……。
炎が彼の周りが燃え盛る。
彼の髪や瞳も真っ赤に染まってました。

