―精霊の祖の恋物語― 前編





あの頃の時代は、彼の住む土地では

黒髪や茶髪の方ばかりだったんです。

瞳だって同じです。


彼の姿を見た、彼の家族は

口をそろえて言いました。


〝化け物〟


……と。



勿論、私もです。


金髪、金色の瞳…。


…彼をそうしてしまったのは私なので

……憎んだ顔で見られました。



その後…無理やり、家を追い出されました。


私と彼は……。




無言のまま、歩きました。



そして、ある場所に着きました。


彼と私が初めて、出会った場所です。



そこで彼と私は立ち止まりました。


彼は振り返りました。



あの顔は…今でも忘れられません。