そうして、私はこの世界へと
派遣されました。
私は世界に舞い降り、
様子見をしていたんです。
そんな時に、彼に出会いました。
初めて、人間という種族に
声を掛けられて緊張しましたが…
その彼は、明るくて優しい方でした。
でもある時…
私はとんでもない事をしました。
彼を……いつの間にか…
呪いというものを……
かけてしまったんです。
彼の黒かった髪が…
銀髪に染まり、
瞳も黒かったのが…
赤色になっていたんです。
それを見た家族たちは、
驚いていました。
いえ、正確に言うと……
怯えていました。

