とりあえず、家を出て見回りを始める。 リヒトは気配を察しながら、歩いていく。 そして、その隣にはリリーがいる。 暫く、黙って歩いていると… リリーが喋り始めた。 「あの…。リヒト君って、 こういうお仕事ってどう思いますか? 朝まで見回るのは…嫌だと思ったことは、 ないんですか? 夜も、ろくに寝ることなく 次の日も仕事…そんな事…… やっていて、どう思いますか?」 言い終わるとリリーは、 月明かりによって輝いている リヒトのブルーの目を見つめる。