突然だったため、リヒトは目を瞑る。
おさまった頃かと目を開くと…
目の前には少女がいた。
金髪でキラキラと輝いていており、
なびくとさらに輝きだす。
瞳は奥に何か秘密を抱えたような
不思議な金色の瞳を持ち、
肌が透き通るほど白く 、容姿端麗。
絶世の美女。が似合う…それ以上だ。
この世の者とは思えない程、
綺麗すぎて逆に近寄り難い容姿だ。
その美貌に、彼は見惚れていると……。
少女が小さく清らかな綺麗な声で
「……誰?」と呟いた。
リヒトは、ハッとなると少女に声をかける。
「僕の名前は、
シュテルネン・フォティゾ・リヒト。
君の名前は何て言うの?」
「私の…名前…は……。」