「いえ。何故…だかわかりませんが… なんか変なんです。空気が…。 淀んでいる気がするんです。 先ほどの精霊も無理やり 暴れさせられているように 感じました。本当は助けたい気持ちも ありましたが… あの時は、本当に許せない思いで いっぱいで、それに……。」 「それに?」 「助けたとしても…あの精霊は…… 違反をしたので消滅させられる運命 だったんです……。」 リリーは苦しそうな辛いような顔を させてそう言った。