いきなりの問いかけに驚きながらも、
答えるリヒト。
「あぁ。
みんなはそう思ってるんじゃねーか?
なっ。父さん?」
今までで、呆然と立って様子を見ていた、
2人、シオンとルミエールは
リヒトの質問に頷いた。
まだ呆然としているようだが……。
「……リヒト君は…どう
…思っているんですか?」
「俺も泊まっていってほしいと
思ってる。
聞きたい事とかあるしな?」
「リヒト君ッ。」
リリーは笑みを浮かべて、
リヒトに抱きついた。
いきなり抱きついてきて、驚いたリヒト
だったが…リリーを抱き返した。
「じゃあ、帰るか?」
リリーは、コクンと頷いた。
そしてリヒトたちはこの場から立ち去る。
その間、
他の人達は唖然と突っ立って、その様子を
見ていた。

