―精霊の祖の恋物語― 前編





「なんでッ。

 さっきは水属性だったよなッ。」


さっきまでの威勢は何処へいったのか

能力者者はリリーを見て怯えはじめた。


一方のリリーはその能力者を睨みながら、

言い放つ。


「次に、リヒトの悪口を一言でも発したら

 我はお主を許さん。嫌いじゃ。
 

 そして、機関なんて所。

 行く気もない。


 我はリヒトや我が心を許した者の

 言う事しか聞かん。


 力を貸す気も無いわッ。」



「お前はっ何者だッ。

 
 何故ッ…

 2種類の属性が使えるんだッ!?」