「我は…自分の悪口なら、
いくら言われても良い。
慣れておるからな。
でもの……
リヒトの悪口を言うのは許せん。」
リリーは火の精霊の姿になり、
リヒトを庇うようにして前に出ると
両手を広げた。
リリーはかなり怒ったようで、
周りがメラメラと燃えている。
先ほどの精霊と比べて、
比べものにならない程の強大な力だった。
それを目の前で感じている能力者は、
目を見開いて信じられないという顔で
リリーを見ていた。
何を驚いているんだと
リヒトは思っていると…
能力者の次の言葉で理由が分かった。
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