―精霊の祖の恋物語― 前編





「リヒト君が…

 そう思ってくれていれば…

 私はいいと…思いました。

 
 …嬉しいです///」


リリーはそう言うとリヒトの前にきて、

ニッコリと笑みを浮かべて

リヒトの両手を自分の両手で包んだ。


「リリー…。」


「大丈夫です。

 ちゃんと相談相手もいます。

 
 …て、いいですか?

 相談相手になってくれても…

 リヒト君…。」


首を傾げて心配そうな顔で見るリリーに

リヒトは微笑みかけた。


「それは、相談されないより、

 何十倍…何百倍も嬉しいかな。」


リリーは顔を真っ赤にして、

口をパクパクさせた。