―精霊の祖の恋物語― 前編





もういいや。


我慢できないっ。



「俺は、手懐けた覚えはないです。

 そして、リリー…

 精霊を貴方みたいに、道具として

 見ていません。


 人として見ています。」


俺は、言い終わるとその人を睨んだ。


その、能力者の人は俺の睨みに

少し怯んだが反発してきた。


「精霊を人として見る?

 それ本気で言ってるのか?


 精霊がいなければ、

 平和な世界だったんだぞッ。


 悪霊や邪霊だって、

 精霊が出てきたから出てきたんだぞ?


 精霊を道具として何が悪いッ。


 こんなの当たり前の常識だろーが。


 お前は馬鹿なのか?」