―精霊の祖の恋物語― 前編





「その精霊かなりお強いようですが?

 どこで拾ったんですか?」


拾った…だと?


父さんも姉貴も少し顔を顰めてる。


リリーは、俺の背中にピッタリと

くっ付いた。


そして……震えている。



背中から伝わってくるほどに…。



「どうしたんですか?

 それにしても、あんなに強い精霊を

 ここまで、手懐けるなんて

 さすがシュテルネン家の方ですね。


 名前はえーとっ。リヒト君だっけ?

 すごいね、君は。本当に有能だ。」