―精霊の祖の恋物語― 前編





さっきからその様子を見ている能力者が、

声をかけてきた。



「この子は…精霊ですか?

 シュテルネン氏。」


そう聞かれると、親父は返事をした。


「あぁ。そうだが?それがどうしたんだ?」


能力者の人が物珍しそうに

リリーをジロジロと見ながら、

話を続ける。



なんか…ムカつく。


そんなふうに見んなッ。



リリーも俺の後ろに隠れて、

少しだが…手が震えている。