「いいけど…。何回も言ってるが…

 俺にもリリーを守らせてくれよ。


 今回は、

 リリーに助けてもらったけどな…」



「はい。助けてくださいね。リヒト君。」



リリーは言い終わると、

ニコッと満面の笑みを浮かべた。


俺はそんなリリーの頭を優しく撫でていた。


が、なんか視線を感じてならない。


それは、リリーも感じたみたいで…


「リヒト君。…なんか見られてませんか?」


「俺も思った…。」