火の精霊に向けられた、吹雪は… 火の精霊によって生み出された炎も あっさり消して、 火の精霊も声を出す暇もなく、 一瞬で消滅した。 決着がつき、静かな中… リリーは元に戻って、 俺の方を心配そうな顔で見つめる。 俺が、手を広げてみると…。 パァと笑顔になって俺のところへ 抱き着いて来る。 「ありがとうな。リリー。」 コクンと頷き上目遣いで、 俺の服の布を掴んでリリーはこう言った。 「私は…。リヒトの為にこの力を 使いたいと思います…。 そうしても…いいですか?」