―精霊の祖の恋物語― 前編





とりあえず俺は、攻撃した。


氷を作り、それを一気に精霊へと放つ。


父さんも姉貴もそうしているようだ。



精霊は、炎を出して氷を溶かそうとする。


だが、少ししか溶けていないようだ。




次の瞬間、身体に氷が刺さり、

痛みが襲ってきたのか精霊は呻き声を上げる。



「ギャァァーー!!!」



その間も、俺達は攻撃を続ける。


優勢に見えたと思ったが…