―精霊の祖の恋物語― 前編





「安全な所にいてくれ。な?」


少し間、俯くと…リリーは顔を上げて、

俺の方を向いてこう言った。


「分かりました。ちゃんと無事に私の所へ

 迎えに来てください…///」


顔を赤面させて、そう言うリリー。


「あぁ。分かった。

 安全なところで待っていてくれ。」


コクンとリリーは頷くと、

一名の能力者に連れられて行った。


リリーが、連れて行かれるのを見ていると…