「大丈夫です。リリーは、俺が責任を 持って守りますから。」 俺はニコッと笑ってそう言った。 不思議そうにリリーを見ている能力者達。 「そうですか?ならいいんですけど…。 何故こんな危険な場所に?」 「俺達と一緒にいた方が危険じゃないと 思いまして…。」 「ならいいですが…。 我々が保護しますか?」 「それじゃあ…。」 俺はリリーの方を見た。 リリーは嫌というように首を振っている。